国境駅でイミグレーションに失敗しタイの僻地に！
目次
こんにちは。
バックパッカーとして現在はタイのバンコクに来ています。
順調のように進んでいるように見えますが実は大変な経験をしてしまいました。
今までの旅の中で一番ピッチだった出来事が・・・。
予定では電車で国境越え？
私の予定では電車でマレーシアの「PADANG BESA」に進み
国境を越えタイまで夜行列車で行く。
これが当初の予定でした。
しかもこの切符あらかじめ３週間前に予約しといたのです。
マレーシアのアロースターからPADANG BESAと
PADANG BESAからバンコク行きの２つの切符を！
そして私はマレーシア北部アロースターを出発し１２時半ごろ国境駅「PADANG BESA」に着きました。
タイのイミグレ
予定では１８時のバンコク行きの列車。
かなり余裕があったので散歩することに！
タイのイミグレ
イミグレーションはプラットホームで？
散歩もすぐ終わりました。
何故ならば気温も35度あり８KGのバックを持ち、しかも「PADANG BESA」は何もない。
コンビニ一つない場所でした。
なので１時間で散歩は終了！
タイのイミグレ
そこで次に行ったことはイミグレーションの場所を聞くことに！
駅員さんに「イミグレーションはどこで行いますか？」
と聞くと
「プラットホームでできますよ」
と答えて来れました。
そして下見がてらプラットホームに行くことに。
しかし
全く従業員がいない。
どうせ出発近くになったら来るのだろうと思い駅で座っていました。
タイのイミグレ
出発直前
時間が近くなり発車の２０分前になりました。
しかしイミグレーションに従業員はやって来ません。
「これは何かがおかしい」
と感じた私は近くにいた旅人に尋ねました。
「イミグレーションはまだやらないのですか？」
そうすると返って来た返事が・・・。
「ええ？まだしてないの？」
との返事が。
「だって駅員がプラットホームでイミグレーションができると話していたもん」
「いや、14時半まではここでイミグレーションをしてたけど夕方はもう終了している。とりあえず時間がない。こちらに来い」
といい。旅人と一緒に駅員のところに走りました。
この時わかったのが
まず私が駅員に「イミグレーションの旨」を聞いたのは13時過ぎ。駅でのイミグレーションの時間は14時半まで。そこで駅員は駅構内でできる話していた。
しかし14時半を過ぎると駅構内では不可で駅から２００M先にあるイミグレーションに行かないとならないこと。しかも駅からは３０分は掛かるそうで電車には間に合わないと話していた。
マレーシアのイミグレ
とりあえずヤバいと感じた私は２００M先のイミグレーションへ走り出しました。
なんとか着いてマレーシアの出国スタンプを押してもらい駅に戻ることに。
しかしここでまた問題が発生したのです。
マレーシアの出国スタンプを押したもののタイの入国スタンプは押してもらえず・・・。
それもそのはず。
タイのイミグレーションはさらに３００M先にあるのです。
結局最終の深夜列車には間に合いませんでした。
マレーシアの出国スタンプを押してもらった私は嫌々タイの入国スタンプを押しに移動することに。
途方に暮れる瞬間
もう最悪でした。
想定外でした。
そして「PADANG BESA」は本当に何もない町です。
特にタイ側はかなりひどい。
しかもタイ入国スタンプを押してもらった私はマレーシアに帰ることもできない。
また私が持っているお金は日本円とマレーシアのRM。
「PADANG BESA」は田舎すぎて両替することもできません。
本当に精神的にやられました！
ただここにいてもどうしよもない！
とりあえず近くにいる人に話しかけてみようと思い近くにいた警察官のところへ。
しかし英語が伝わらず・・・。むしろ英語がわからないみたいで。
次に尋ねたのはイミグレーション。
先ほど行ったイミグレーションとは違うところに行きました。
涙目になりながら
「私はバンコクに行く予定だったけど夜行列車を逃してしまいました。どうすれば良いですか？」
と話すと
「ここからバンコクに行くバスはない。ただ５０KM離れたハートヤイに行けばホテルやバスもある」
５０KMの距離に唖然とした私。
最悪この周辺で寝て明日マレーシアに帰ろうと思っていました。
もう何が起きてもいい。そんな覚悟でした。
そうすると従業員の方が外に出て地元の方と話していました。
簡単にまとめると
「ここからハートヤイまでバスが出ており１０分後には来る」
という内容でした。
しかし私のために一生懸命考えてくれました。
本当にありがたかったです。
とりあえず現金もタイ（バーツ）を持っていない、しかし選択肢はバスに乗ることしかない。
後先を考えずバスを待つことに！
おんぼろバスが到着
10分後本当にバスがやって来ました。
何度も言いますがタイ（バーツ）を持っていない私。
最悪バスの運転手と話をして交渉しようと思いました。
バスはかなり古く冷房は付いてません。
しかもドアは開けっ放し。
あまりにも古くてカルチャーショックを受けました。
ただそんな余裕もありません。
ハートヤイについてもホテルもしくはバスを探さないといけないので。
そしてバスの終着地もどこだかわからない。
そんな不安の中、乗車しました。
タイの路線バス
タイの路線バス
タイの路線バス
そして20分後に従業員の女性がお金を回収しにきました。
これはヤバい！！！
ピンチ！
ついに従業員が私のところに来てしまいました。
「５０バーツ」
と私に言ってきました。
「マレーシアのRMしか持ってないのです」
「なぜバーツを持ってないの？ここはタイだよ」
と少し呆れた顔に！
正直に話すことにしました！
「実を言うと私は１時間前にバンコク行きの列車を乗る予定でした。もちろんイミグレーションも行った。しかし私のミスで電車に乗り遅れてしまったのです。だからマレーシアに戻ることもできない。本当に困っているのです。どうしてもハートヤイに行きたい。この５０RMで勘弁して来れませんか？お願いします」
必死に訴えかけました。
数秒後・・・。
「わかった。お釣りはこれ」
と乗車を許可して来れ両替までして来れたのです。
「ありがとうございます。本当に助かりました。」
涙が出るくらい嬉しかったです。
もし違う人だったら降ろされていたかもしれない瞬間。
なんとか乗り越えました。
タイの路線バス
夜の路線バス！
ハートヤイ到着
乗車して１時間がこのエリアで発展しているハートヤイに到着しました。
ハートヤイのバス降り場に行くと
「バンコクに行かない？」
との声が。
時間も夜で暗かったので
ボッタクられてもいいやと思いチケットを買うことに！
「９００バーツ」でチケットを購入し
なんとかバンコク行きの深夜バスに乗車できました。
バンコク到着も・・・
夜の8時に出発しバンコクには昼の１１時でした。
しかし到着がバンコクの外れた場所。
最悪でした。
ただ昨日と比べると精神的には楽で駅を探すことに！
駅を探して30分後、見つかりました。
券売機で切符を購入し無事に宿に到着しました。
あの経験からすると、こんなちっぽけな出来事は楽に感じました。
とにかく大変な日でした。
国境で終電を逃すのはかなり精神的にもやられます。
しかし多くの方が私を助けて来れました。
英語も話せない私に対して。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の出来事で自分の悪いところが顕著に出ました。
反省するところは多いですが貴重な経験ができました。
今は切り替えてバンコクを楽しんでいます。
以上報告でした。
ブログ情報
新潟県湯沢町に移住します！
先日はバックパッカーとして世界中を回っていました。
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